永源寺(滋賀県東近江市)
紅葉の美しさで名高い。
境内にある含空院から眺めるコケ庭も趣があるが、枯山水もまた風情がある。
秋の夕日に照らされた枯山水には、静寂が漂っていた。
詳細は著書「苔三昧」にて。
西芳寺(京都府京都市)
通称、苔寺。
日本で最も有名なコケ庭だろう。
境内はには120種以上のコケが生育し、スギゴケ類、シラガゴケ類、ヒノキゴケ、コバノチョウチンゴケなどが多い。
詳細は著書「苔三昧」にて。
三千院門跡(京都府京都市)
京都市街地からやや離れた大原にある。
スギゴケ類、シラガゴケ類、コバノチョウチンゴケが境内に広く分布しし、ヒノキゴケ、エダツヤゴケも多い。
境内にはコケの中にある可愛らしいお地蔵さんやコケに被われた手水鉢などもあり、見所が多い。
常寂光寺(京都府京都市)
風情のある山門とコケとの組みあわせが名高い。
JR東海の「そうだ、京都行こう」などのポスターなどで、見たことがある人も多いのではないだろうか。
ちなみに山門付近にはスギゴケ類、ヒノキゴケ、コバノチョウチンゴケ、エダツヤゴケが多い。
詳細は著書「苔三昧」にて。
祇王寺(京都府京都市)
京都嵯峨野にある古刹。
境内はヒノキゴケやオオスギゴケに覆われ、コケの緑で輝いている。紅葉の名所でもあるが、新緑とコケの緑との共演もまた美しい。
詳細は著書「苔三昧」にて。
瑠璃光院(京都府京都市)
宝厳院(京都府京都市)
京都嵐山にある紅葉の名所。
スギゴケ類、シラガゴケ類、コバノチョウチンゴケなどが多い。
見所は獅子岩付近に広がる「オオシッポゴケ」だ。ここまで大きなオオシッポゴケの群落がある庭園は少ない。
詳細は著書「苔三昧」にて。
東福寺(京都府京都市)
重森三怜氏によって作庭された4つの枯山水庭園がある。
北庭の「ウマスギゴケと石による一松模様」は、斬新なデザイン。
詳細は著書「苔三昧」にて。
唐招提寺(奈良県奈良市)
古都奈良の文化財の一つとして、ユネスコの世界遺産に登録されている。
境内にはシラガゴケ類やスギゴケ類が多い。
中でも、辺り一面を被うシラガゴケ類(主にホソバオキナゴケ)の大群落は必見。
詳細は著書「苔三昧」にて。
慈眼院(大阪府泉佐野市)
苔三昧に掲載できなかった庭の一つ。
国宝・重要文化財に指定されている木造多宝搭は、日本の多宝塔の三名塔の一つとして知られる。多宝搭の前には、ウマスギゴケ、エダツヤゴケ、フデゴケが広がり、陣取り合戦をしているかのよう。
隣接するシラガゴケの庭も美しい。
正智院(和歌山県高野町)
高野山の宿坊の一つ。
隣接する巨石を背景にした庭園は迫力がある。
作庭は重森美玲で、庭園には主にウマスギゴケが植えられている。
高野山の雰囲気と庭のデザインが相まって、見慣れたウマスギゴケがいつもと違ってみえる。
詳細は著書「苔三昧」にて。
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